基礎資料

uizcatchthebeat2007-09-08

TBSラジオ毎週土曜
21時30分〜23時30分
(野球中継延長で短縮多々)
ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」。
放送後に驚異の速さで更新されるpodcastだけど
この日「リンカーン」について語った部分は上がらずじまい・・。
ま、古川氏の放送後記で主旨はまとまってるんだけど
戯れに放送を書き起こししてみたよ。
うーん、やっぱ口調まで再現するのは難しい、けど
聞けない地域&聞き逃した人はご参考まで。
(古w)とあるのは古川氏が笑ってるとこな。
以下、師匠の口調を脳内変換しながらドゾ。
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話題沸騰、賛否両論。一部で喧々諤々の議論を巻き起こしている、
9月4日TBSテレビでやったリンカーン中川家剛ラップ。
当然私もリアルタイムで見ていました。私がどう思ったかって?


・・・・・号泣、メーーーーン!!


はい、というわけでライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル、ね、
本日は定時どおり始まりましたが。
ねーぇ、何の騒ぎだってもう、(古w)
未だに僕はもぅ涙が止まりませんけどね。
何勝手に泣いてんだってゆうね。


えー、何の話かと言いますとですね、
あのー、先日9月4日火曜日ですね、
え、TBS系列で火曜夜10時から放送の、
ま、リンカーンというね、ダウンタウンさんが、
ね、「あの」大日本人でねっ(古w)、評判の松本人志さん、
ダウンタウンがやってるリンカーン
ね、その番組で、まぁあのヴァラエティ番組ですよね、
で、芸人さんがいっぱい出てきて、いろんな経験をしたりするってな番組で、
その中のコーナーでですね、あのー世界ウルリン滞在記ていう企画がありまして。
普段関わるようなことのない人と、芸人たちが一週間過ごしてなんかやるという、
ウルルン滞在期のパロディ企画。
えーそこで、今週の放送では中川家、ね、漫才の中川家のま、
お兄さんのほうですね、剛さんが、
「練馬でHip Hopに出会った」というテーマでw、
えー、練馬のHip Hop、Hip Hop クルーですね、
練マザファッカーというね、クルーがおりまして、
えー、そこで修行し、ステージに立つまでのドキュメント、
という企画を今週火曜日にやりました、と。


えー、で、先ほど「話題沸騰、賛否両論。
一部で喧々諤々の議論を巻き起こしている」なんて言いましたけど、
これがねあのー、やっぱり特にHip Hopが好きな人たち、
まずその番組的に非常にね、注目を集めたというか、
非常に話題になったっぽいんですよね。
要するにその番組の中で、こーう非常に極端なね、えー、何ていいますかね、
ま言ってみればステロタイプなというか、ギャングスタラッパー、
怖いような感じのラッパーの、
世間が思うラッパーの怖いイメージをある意味デフォルメしたような、
うーん、しゃべり方とかキャラクターみたいの、
ま、そこがすごく注目されて、良くも悪くも。
えー、例えばそのmixiのね、検索ワードランキングで「メーン」がね(古w)、
メーンてのはこのあのmanね、何とかメーン?ていう、まぁ黒人喋り的なね、
まぁ何とかメーン、ぼく号泣メン、fuck you man!号泣メン!(古w)みたいなね、
メーンがなんかその検索ワードで上がったりとか。
あとまあ僕は別にねえ、今若い人は結構普通にあのー、
日常会話で日本人の若者の間でもスラング化としては
結構浸透してきてる言葉だと思いますけど、
まぁ「ディスってる」っていうね、あのーディスってんじゃないの?みたいの、
それって要するにdisrespectといって。
まあ俺のことをけなしてじゃないのか?みたいな。
あのー結構、ラッパー用語なんだけど、若い人、
一部の若い人は別にラッパー用語としてでなく、
もはや結構ディスったりとかなんとかっていうのは
使ったりするもんだと思ってたんですけど、
ま、そんなのが使われてて。
で、あのー、ま要するにHip Hopファン、特に真面目なHip Hopファンですかね、
やっぱりね、あのー、こういうあの、
ステレオタイプなHip Hopのイメージが
また広まっちゃってそういうのはどうなんだと。
あの、TVで笑いもんにされてるだけじゃないか、みたいなね?
宇多丸さん一言言っちゃってくださいみたいなね?
まあ僕はいわゆるラッパーらしからぬラッパーのやっぱり代表格ですから。
あのー、なんかそういうガツンと言っちゃってくださいみたいなことをね、
いうようなあれを言われたりなんかしてね。


なんですけどお。ま、じゃあ実際僕はその放送中どういう感じだったかっていうと、
ま9月4日まあそのリアルタイムで見てましたよ。
まずそのクライマックスになってる場面がB Boy Parkと言いまして
代々木の野外音楽堂でやってる無料イベント、
Hip Hopの一年に一度のお祭り、えー、僕らも出演して、Rhymesterも出演して、
あのーこの番組でもね、番組の終わりでちょろっと明日は俺遊びに行くかも、
なんつったけど、実はまあシークレットで最後にそのイベント全体のトリをね、
わたくしRhymesterねw、わたくしのRhymesterがトリを取らせていただいた、
ってのがあったりしてね。
あれ面白いですよね、あんだけいろんなラッパーが出てくる中で、
一番ラッパーらしからぬラッパーがトリをw、いやそんだけ俺は偉いんだよ(古w)


それはいいんだけど、
あの、そのB Boy Parkっていうとこのステージがさっき言った、
あの、最後に中川家の剛さんがステージに立つまでのドキュメントの、
そのステージってのが最後に立つのがB Boy Park、っていうのの舞台だった。
で、僕が出演したのは日曜だったんですけど、
あのー、実際番組で使われてたのは土曜日の、
その前日のB Boy Parkだったんですね。
で、前日その中川家の剛さんが来てなんかやったらしいよってのは
ウワサで聞いてたわけですよ。
でー、あのD.O君ともちょろっと話して。
「なんか中川家の人を連れてきてなんか?」「そうですよ」、なんつって。
で、その時点では僕はどういう企画かも全然わかんないから、
ま、正直、ちょっとね、大丈夫かな?とは思ったんですよね、
ま、つまりHip Hop、今までいろんな偏見の目に晒されてきてですよ、
でー僕らがすごく、ま、努力してここまで持ってきた、
でもまだ偏見の目は強かったりするじゃないですか。
えー、そういう中で確かに今まで、TV、特にTVとかで、ラップとかがですよ、
まあなんていうのかな、非常に表面的なところだけ、
あのー、面白おかしくね、あのー、全く僕らの特にならない形で、
あのー、オモチャにされてきたなんていう歴史はやっぱあるし、
それですごい嫌な思いもしてきたんで、
あのー、だいじょぶかな?という気持ちは正直ありました、その芸人の人が来たって言ってて。


で、まあいざ9月4日火曜日ね、
えー、あでも僕はそんなに意識してたわけじゃなくて、
あ、そういえば今日あれやるなあ、と思って、
あのー、家にたまたまいたんで、まあ見始めたわけですよ。
えー、そうするとですね、まずそのえーとあれですよね、
その中川剛中川家の剛さんが、
この練馬のHip Hopをやっているグループに訪ねていく、練マザファッカーね、
そこでまああの一番その彼の面倒を見てあげるのがbay4k君というね、
えーラッパーで、これもあのー、練マザファッカー一員ていうよりはね、
Scarsっていう、ま川崎、本当は川崎のほうの、
あの、中心にしてるグループの人だったりするんですけど、
あのーそのbay4k君が中心に、その中川家の剛さんの面倒をみてく。
で、確かにすごい、「ディスってんのか」とかね。
そのあとD.O君が出てきて、D.O君っていう人は、まぁ知らない方に説明しますと、
あのー、まあLAのギャング風にと言いますか、髪をこうなんていうんですか、
ミツアミで横にこうたらして、非常にエキセントリックなルックスをしてて、
で、確かにラッパーとしても非常にエキセントリックなキャラなんだけど、
ま、それをもう明らかに誇張して、普段のD.O君はそんなしゃべり方しませんよw
あの非常に礼儀正しい素晴らしい青年ですけど、
あのなんとかメーンみたいな、完全ふざけてるわけですよ、そこはね?
あのー誇張してやってるわけ。
んー、でそういうのが始まって、スタジオでこう笑ってると。
で、確かにあの、や、そこでも、だいじょぶか?だいじょぶか?と。うん。


ただ、ここでやっぱちょっと、そこで僕はやっぱりね、
全然関係ない人が出てきて、なんかラップ風のことやってんじゃなくて、
あそこで例えばフリースタイルをやったりとか、あとまあディスってんのか、
ディスってんのかも、ちょっと変な、普通の人が聞いたらどうかと思うようなねw、
スラングを使うとかっていうのは、誇張してるけど、でも、嘘では、無いですよね。
あそこで描かれてることは一個も、僕から見てそんなに嘘じゃないですよ。
誇張はしてるけど、それぞれ。
うん、でまぁ見てるうちにどんどんどんどん引き込まれてきてね。
で、あのー、特にグッと引き込まれたのが途中で、
あのー、bay4k君がね、あの居酒屋に、
要するに、ラッパーのバトルに上手く参加できなかった中川家の剛さん、
て、そんなん当たり前ですけどねw(古w)。
僕もいきなりフリースタイルでバトルしかけられてw、おい!なんて言われて、
なかなかそれ出来ない、ラップしたこと無い人に
いきなりフリースタイルでバトルやれって
そりゃ無茶な話なんですけど(古w)、
まあそれはだからその、ま、敢えてこの言い方をさせてもらえば
「ストーリー上必要な展開」ですよね、あれは。
あのー、あとでちゃんとした、つまり、あのー、
ちゃんとしたラップを最終的にするわけですから、
「ラップなめてんのか」みたいのがあるのはいいわけですよ。
で、へこんでる中川家の剛さんを、bay4k君がまあ居酒屋に連れて、
その居酒屋っていうのは彼のお母さんが経営してる居酒屋、
そこに連れてって、えー、ま、話をしているんですけど。


ここが非常に重要なところでして、あのー、要はですね、
彼が言っているのは、そのー、人から見下されたり、悔しい思いをしたりとか、
そういうときの悔しさとか怒り、
というのがラップのそもそもの原動力になるんだから、
あのー、それを書けばいい、と。
要するに彼が言ってる、すごく大事なことを言ってるんですよね、
Hip HopとかRapにとって。
つまりその、別にどんな立場から来ようとそこを引け目に感じる必要は無くて、
あのー、自分の中に誰でもあるそういう、怒りとか悔しさとか、要するに自分、ね?
リアルって言葉はさ、しばしば軽薄に使われがちですけど、
リアルってのは誰の中にもあるはずだろ、と。
それをラップすればいいんだよ、っていう、
すごく実はRap/Hip Hopの本質論として素晴らしいことをそこで言い切ってて、
しかも彼はそこで、あの例えば俺は、あのー、在日韓国人の三世だと。
で、それですごくあの、辛い立場の時期もあったみたいな、非常にこうさ、ね?
あの時間のヴァラエティの告白としては結構重たい告白ですよ?
うーん、とかをして、でもそれが大事なんだよ、と。
うーん、ようなことをさ、あの、すごく僕はね、いいこと言ってんな!
そこで、実は僕、ちょっともう一ホロリきてました(古w)。
ええ、ホロっと、もうね。
あ、とってもいいこと言ったと。
で、その時点で僕は、今まで民放のTVが、
RapとかHip Hopをオモチャにしてきた歴史とこれは違うな、ってのは、もう。
要するに、ちゃんと、ずっとやってきた人たちがやってるだけあって、
あの、本質を全然はずしてないわけですよ。
あのー、すごくいい。


あの、例えばですよ、あのー、僕はこの番組と比較するためにね、
見ましたよ、あのー、映画『チェキラッチョ!』をさ(古w)。
ねえ、ちょっと前に公開された、ねえ?まあラップって言うかなんか、
もうとにかく音楽とかラップっていうものに対する理解が一個もないような話で、
あのー、ひどいもんだったんですよ。
それに比べれば、あのーそのリンカーンはね、
あのー・・、こっちのほうがいい映画だよ!(古w)こっちのほうがいい映画だった。
あの、いわゆるその『がんばれベアーズ』とかさ、
日本だとなんですかね、『シコ踏んじゃった』とか。
僕はあれけして出来がいい映画だとは全く思いませんけど、
ま『ウォーターボーイズ』とかさ。
そういう言わば言ってみれば克服型コメディというか。
克服型コメディとして、非常に、ここまで順繰りにね、
さっきのライバルにへこまされる、
えー、でも実はそのジャンルの、すごい本質論を師匠筋から教わる、みたいな、
この手のジャンルに必要なね、
物語上必要な定石が全部一個一個丁寧に踏まれていくわけですよ。
途中ぐーーとあがる。


ただ、ここで大事なのは、
結局クライマックスで剛さんがラップをするわけですけどね、
あのー、ここの、クオリティが低かったらもう全部台無しなんですよ、
はっきり言って。
で『チェキラッチョ!』の何がダメって、クライマックスの、
あのラップのか・・なんだかわかんないですけど、が、
もう、オェー、ってくらい(古w)
オェーーーっていう、ゲボーーー、ザーーー、滝ゲローーーみたいな(古w)
代物だったんで、
それ最悪、何が最悪ってそこが最悪だったんですけど。
あのー、当日、当日というかそのクライマックスですよね、
えー、さっき言ったB Boy Park
B Boy Parkって場所は、その、普通にお客がわーって集まって
タダで来てその辺でずーっと見てて、
色んなアーティストがもう要するにあの、出る場ですよ?
なので、これはっきり言っときたいのは、要するにTVでありがちな、
そのー、仕込みで人を集めて盛り上がるとか、
あとは失敗したからもう一回撮りなおすとか、
そういうことが絶対に出来ない場なんですよ。それは。ホントに。
で、そのクライマックスで、ま、お約束どおりといいますか、
えー中川家の剛さんがこうね、
いきなりステージに引っ張り上げられた、
さあクライマックス、どうだってとこで、
まあラップをするわけなんですが。


このラップね、まあ色んなこと言う人いますけど、
僕は、素晴らしい!と思いました、ホントに。
あのね、このラップのクォリティがホントに高かったので、
もうそこでもう100点!って感じでしたね。
あの、これひょっとしたらね、非常に良く出来た歌詞なんで、
あのーおそらくね、まあひょっとしたらD.O君かbay4k君が指導してるか、
もしくはひょっとしたら書いてる可能性もありますよ?
ただね、それにしたってものすごくクォリティ高いし、
そしてあの途中でね、
その要するにさっき居酒屋で
bay4k君にラップっていうのはこういう心構えでやればいいんだよ、
と教わった剛さんがね、じゃあその自分の、
例えばその、貧しい生い立ちであるとか、
えー、芸人でありながらパニック症候群になってしまったことであるとか、
ていうのを思い返す場面、ってのもあって、
ね、そういう色んな伏線があって、
その色んなラッパーの中に入って肩身の狭い思いをしてきたとかも含め、
えー16小節、この16小節の中に、あの、全部彼がその、
言うべきことが完璧に、しかも簡潔に的確に全部これ入ってるんです。
しかも、ライミングもね、結構これ巧みですよ。
ちょっとね、いいですか、一部分これ引用しますけどね、あの、起こしで。
えっとね、「ばあちゃんと暮らした家は三畳、風呂便所なしボロボロの天井」、
いいねー、これもうヴィジュアライズですよ。
で、「玄関で水浴びる日常」、ね?すごいよこれ。
あのー、ま、そのさ、いわゆるかたーい韻とかっていうのとは違うけど
完全ライムとしてフロウもいいし、
何しろ的確なこの描写力、すばらしい。
そしてこの最後のライン、これいいですよ、
「常に思ってたやってやる畜生」、
でここでガーっとアクションが盛り上がる、
僕はここでザーーッともう(古w)、
号泣メーン!号泣メン!もう一回言う、号泣メン!(古w)
ホントです。あの、素晴らしいラインだと思います。
あとね、そのあとで
「今回出会った練馬のラッパー、
最初は思った練マジ馬鹿、今じゃ最高のダチばっか」、
最高ですよこのライン、もう上手っ!
で、とにかくその俺はね、
ホントにラッパーのクオリティとして非常に高い、
であの、ラッピンそれ自体も、つまり歌唱力それ自体も、
あの結構いい線言ってたと思います。
はっきり言ってその辺の、いきがってる若手のラッパーより良かったですよ、
全然この歌詞とか、ホントに。
いきがってるだけの、スタイルだけの連中より全然いいよ、
魂こもったラインですよ。うん。


何より俺はプロの、えー、ラッパーとして言わせてもらえば、
いくらね、そりゃ例えば番組上のヤラセで
積み重ねてきたストーリーがあるとはいえ、
あの場でだからやっぱさっきも言ったように
やり直しきかない場ですよ、
で、Hip Hopファンの厳しい目が、
ホントに来てる人はHip Hopファンなんですから。
その前で、いきなりこの歌詞をガーっとやってあそこまで出来るっていうのは、
ものすごく練習しなきゃ出来ないのが俺にはわかりますよ!
どんだけ練習したんだと思って。
途中で、えー、カットバック的にというか、
練習、ちょろっと練習してる風景見たいのが入るんですけど、
そこでD.O君がリズムの取り方をこう教えてあげてたりとか、
全然教え方としてちゃんと教えてたのが分かるし、
そういう過程も含めてね。
で、さっき言ったさ、その貧しい暮らしであったり、
うーん、最初はその戸惑っていたけどっていうようなね、
今回の企画の件であったり、
俺を襲ったパニック症候群ていうラインがあったりとか、
あのー、今までそのこの30分、放送の中の30分、
30分だかなんだかわかんないけど、
その企画をかけて、ある意味ずーっと伏線だったんですよね。
その、一個一個定石として置いてきた伏線が、
この16小節で一気に解消されるわけでしょ?
これはね・・・いい映画!(古w)映画としていい。
もう『がんばれベアーズ』型としては結構出来いいよこれ。うん。
いい映画観たw(古w)みたいな感じですよ。


なので、あのー、僕がどういう意見持ってるかみたいなに関して
非常に興味を持ってらっしゃる方もいましたが、いるようでしたが、
あのー、僕は、あの、これは、いい映画を観た。
あの、どうだろね、日本語ラップの、結構さ、そのー、
それこそリアルな、シーンの日常を扱ったメジャーなエンターテイメントしては
結構トップクラスの出来じゃねーのかなあ。と思いますよ?


で、先ほどね、いろいろ雑談してる中で
放送作家古川耕さんが指摘してきたことで
確かにそれは重要だなと思ったことが、
あのー、例えばスタジオでそのお笑い芸人の方たちが
そのVTRを見ていろいろ反応するんだけど、
あのー、そこでさ、要はかっこいいラップと、
世の中には「かっこいいラップ」と「かっこ悪いラップ」がある、ね?
今回は中川家の剛さんが本物のかっこいいラップが出来るのか?という命題を
スタジオが共有してるという体だったじゃないですか。
で、それはやっぱり今までのバラエティが、
そのオモチャとしてHip HopやRapを扱ってきたっていうのとは
だいぶ時代が変わってきたなという風に、
つまり、あの、かっこいいラップっていうのが
世の中にどこかにあるんだっていうのをみんな知ってる前提で、
で、その終わった後しかも中川家の剛さんのラップがすごい良かったから、
要するにスタジオ的には「かっこよかったね」っていう結末になってたわけで。
僕はこれね、けっしてあのーステレオタイプなイメージをオモチャにして
ラップとかHip Hopを嘲笑した番組とは全くとりませんでしたね。ええ。
なのであのー、素晴らしかった。
あのね、中川家の剛さんはね、この調子でリリック書いてほしいです、くらいのw 
ま、逆にこの16小節が見事すぎてね、これ以上言うことあんのかっていうのもw
ありますけど少なくともこの16小節はそのくらい、
あの処女ヴァースとしては、僕はあのホントに100点つけますよ。
あのー、素晴らしいと思いました。ううーん。というのが、僕の意見ですね。


えー、といったあたりでね、(古w)皆さん分かっていただけましたかねえ。
え、ということでね、普段だったらね、
ここでここは割りとキャッチーな感じのね、
あの僕の好きな感じのね軽薄な感じの(古w)
J-Popとかなんかを聞いていこうみたいなコーナーだけど、
ここはやっぱこの機会だから。
あのー、番組でも出てきたbay4k君の、非常にね、あのー助演男優賞でしょう!
いいー味のね、非常に人のいい、良さも伝わってきたし、
あのー中盤の非常にいい場面、もってきましたね、
もーうなんていうのかな、あのー、何だっけ、
モーガン・フリーマンだね!(古w)うん。
違うかなw 助演男優賞ですよね。
えーということで今回の助演男優賞といってもいいでしょう、素晴らしい。
ま、演技でもあるんだろうけど、素晴らしい役割を担ってくれたというか、
素晴らしいこと言ってくれました、
えーそのbay4kさんが6月に
bay4kファーストアルバム”I am”っていうのを出してまして、
これ曲をラッパー志望のとこでもかけようかな、と思ってて
タイミングを逸してしまったのでこれいい機会なんで。
そのファーストアルバム”I am”に収録されてる曲で、
丁度そのD.O君もfeaturingされてる曲があって。
これ怖い曲(古w)・・ちょっとね、内容は怖いんですけどねw 
まあいいでしょう。


でもね、そうだそうだ、ちょひとつだけ言わせて!
あのね、みんなさ、そのD.Oのさ、メーンとかああいうキャラ見て、
笑うのは全然いいのよ。
で、それはね、Hip Hopを、
僕最初にHip Hop好きになったときにRUN DMCとかがさ、
あのー、ジャージ着てめちゃくちゃ大袈裟なアクションしてさ、L.L.Cool Jとかさ。
いろんなね、アメリカのラッパーが、あの結構ね、笑っちゃうもんなんですよ。
笑っちゃうくらい過剰なものなのね。
で、しゃべり方がバカっぽいなんてのはもう最初からそうなんですよ。
でも、そのバカっぽい、すごく誇張された中に、
そのなんていうの、行き過ぎちゃったかっこ良さみたいなね。
その意味ではD.O君はすごくHip Hopらしい、あのカリスマってか、
Hip Hopにしか有り得ない、この、スターっていうかね。
だと思うんで、今回、
D.O君のとこに話が行ってホントに良かったと思うくらいですよ。
で、ちょっと話が長くなっちゃいましたがw
そのD.O君もfeaturingされてんで、聞いてもらいましょう、
えー、bay4k feat.D.O,Pit-Gobで”Evil Ways”。

アイ・アム・・・

アイ・アム・・・

                                                                                                            • -

以上。
タマフル、聞き逃すべからず。