ボタマプ

uizcatchthebeat2009-06-12



ソース日本版復刊めでたい、
という話を
書こうと思ってる間に
早速
いろいろ起こってらあ。


三本半に般若はキレる
(まあ、「やめへんでー」と
今後の活力に昇華しちゃうのが強みでもある)
だから表紙が黒いのかあ、と思ってたら
こっちもあったんだな。





うーん、
DISるには理由がムリくりぽい、
まあままかな。
結局はSEEDAのアンサーが
格の違いを見せ付けすぎる結果に。



トラック選び、
リリック、フロウそのものとしての魅力、
DISのポイントのエグみ、
内容の伝わりやすさ、
曲の中に収める情報、
内容の説得力、
最期のカットアップのタイミングまで、
どれもが素晴らしすぎる。
これを引き出した意味と
ソース誌に注目を一枚乗せた意味で
ギネスには感謝しないといけないなw


てか、amebreakは無くちゃ困る、一方、
ニュースを事実として載せることは
こうして個人でも可能なわけで
その編集方針にどの線引きがあるかわからないが
その強みは速報性より取材にあるはず。
直で話聞ける立ち居地の人間が「ようだ」とかでどーすんの。
伊藤と松野てそういう間柄は無いのか。

SEEDA

SEEDA

こういう心身の瞬発力を持っている人が
後世に残っていく「作品」をモノにしていくのは
モードが違うとはいえ
苦労が多いのだろうな。
でもラッパーの引退宣言ほど
あてにならないものはないから
期待を捨てずに待っておこう。




ああ、ソースの話だった。
フリーペーパーとして出た頃も
快哉を叫んだものだが
雑誌が次々に廃刊となるなか
こうして商業誌としても始められたことは
是非支持していきたい。
エクスクルーシヴCD付きで690円は安い!


blastもなくLUIREもなく、
Woofinはすっかりハイファッション寄り
(てか元々Woofinにはビーフがあるので一生買わないぜ!www)、
bmrには和モノ申し訳程度。
今一番日本のシーンに向き合ってるのは
結局411なんぢゃねの、と思う。
ああしたHip Hopファッションの派手な側面や
オマケやケツwに惹かれる10代が
NYやLAの音楽トレンド、アーティストインタビュー、
レーベル経営等のビジネスの話・・・を
それとなく読んでいるとしたら
それは無視できない大事なこと、と思う。


商業誌が消えたら
ブログ論壇が形成される?とは限らない、
結果としてそうなっていない状況。
いや、もう論壇とかいらないッスわ、て話もあるが
それ以前に批評のベースとなる要素が見当たらない、
つー危機的事態の中で
ソースの意味は大変大きい、言えましょう。


今後はUS本誌翻訳部分のセレクト基準とともに
やはり日本独自記事に注目したい。
和アルバムへのマイクについては
だんだん揉まれていくと思う。
あの「レイティング基本方針と方法」なるもの、
若干複雑ではあるが
それなりに誠実な落としどころだと思う。
あれってちゃんと説明がないと
一見レビュー記事書いた人間一人の判断とか
編集部の独断かに思われがちだしさ。
権威化でも物議を醸すものでも
単なるファンの駄話の酒のつまみ程度でも
今は揉まれることが必要では。
もちろん生活と信念が託された作品を
ペン先で弄られるアーティストには同情申し上げるが
やはり商業作品を世に問う以上
批評は免れ得ない。


今回のD.O.やスケボーの記事は良かった。
(ありゃ、どっちもいっそんw)
本誌にある政治や社会とHip Hopの接点、
業界の(表・裏)事情やシーンを俯瞰した内容を
日本でどれだけ展開できるか。
大泉町の記事は興味深かったが
Hip Hopとのミッシングリンク
もう少し突っ込んでいたらより良かった。

次号は8月5日予定。