Namie Amuro BEST FICTION TOUR@代々木第一体育館

uizcatchthebeat2009-02-11



おもねない。


TK以降の集大成ベストを
大成功させた上での
大規模アリーナツアー。
60万人(!)集客予定て。
60万分の1になってきましたよ。


95年以降、ツアーは多分一回も見逃してない
(各ツアーで必ず一回は行ってるってことな、
世の中には全公演制覇、とかの
人生賭けてるツワモノもいるらしいから)
のだが、
2001年以降のライブ変遷を思うと
TK曲が次第に排除され新機軸の曲が優位になっていくプロセス、
それに客が戸惑い、やがて適合してく様子が
非常に興味深かった。
新曲には反応薄く、
結局"Chase the Chance"、"You're My Sunshine"がキラー、
"Can You Cereblate?"で満足、てムードは
実際2005年のツアーまで残ってた。
まあオレみたいなロートルで居座りつつ、
もっとR&Bを!とか願ってたのは異端で、
ファン層自体ぐるり変わってきたのかもしれない。
過渡期には音の変化が受け入れられた結果てより
ファッションアイコンとしての需要が勝ってた感も。
客のギャル率が一時ぐんと増えたりとか。


で、前回のツアーでは
もうすっかりTK以降のサウンドに客も適応し
かつアイコンであり続けてる、
One & Onlyの地位を勝ち取ってた、と。
ただ今回は会場規模がデカい。
万超えという大衆を相手に満足感を与え
リピーターを定着させるには
(毎回MCは「また遊びに来てね!」のみw)
どっかで妥協が必要なのでは、てなシロート考えは
見事に粉砕されましたよ、ええ。
大会場にふさわしい演出、構成なのではないでしょか。
ライブ用の音作りはNao'ymt。
ロッキシュなアレンジ、
怒涛の音圧、うねるベース、
群舞のクォリティ、
ヴィジュアル効果全てがスケールアップ。
オレの周囲のたぶん安室と同世代くらいの女性は
途中でヘタって座っちゃたり
ポカンとしちゃうくらいな。
以下、セトリ↓は反転で。



01. Do Me More
02. Violet Sauce
03. ALARM
04. SO CRAZY
05. NEW LOOK
06. HELLO
07. GIRL TALK
08. shine more
09. FULL MOON
10. Lovotomy
11. Put 'Em Up
12. IT'S ALL ABOUT YOU
13. Wishing On The Same Star
14. ROCK STEADY
15. FUNKY TOWN
16. No
17. Say the word
18. White Light
19. HIDE & SEEK
20. Queen of Hip-Pop
21. Sexy Girl
22. WANT ME,WANT ME
23. TOP SECRET
24. BLACK DIAMOND
25. WHAT A FEELING
ENCORE:
26. WoWa
27. CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK
28. Baby Don't Cry



2時間超え。
"WILD"、"Dr"は、まだでした。


この、「マス」を相手にしながら
けしてオモネラナイ感じこそ
支持してきて良かった、
良い金の使い方した、と思わせてくれる極上のエンタメ。
普段のJ-Popを聞きなれた耳にはとても受け入れがたいような
極端なリズムやアレンジがテンコ盛りなわけだけど
きちんとメインターゲット層の女子を喜ばすような
キュートな側面を随所に配置するのも小憎らしいw
あんなの、女子はみんな好きに決まってるだろ!
オッサンは恥ずかしいけどニヤニヤしちゃうだろ!
てか、あんな笑顔すればキャーキャーするだろ、そりゃ!
ずるい!ずる過ぎる!






んで、
毎回言ってるけど
今回は数も多いし全国回るし
是非一度は観ておくが吉。
同時代に生まれておいて
安室のライブ観てないとか、もったいなさすぎる。





5分過ぎ、コリオグラファーの指示を
一発でモノにするとこのカッコ良さ、玉乱。