土俵

uizcatchthebeat2008-08-06



8thアルバム。




丁度一年前に書いた
7th収録の
"Sugar Rain"
(2007 R&B Classicの
ひとつ)以来、
今回のSTYワークは2曲。
She Wants To Moveちっくなビートの上を
軽やかに乗りこなす"Good Times"と、
過去と未来の狭間で
同性の友人とのレミニセンスを歌う姿が
学生時代に別れを告げる本人の今と重なる"TIME GOES BY"。
特に後者で顕著だけど
R&Bの良さのひとつ、
ある種のバラードみたいに「泣けるでしょ?でしょ?」みたいな
押し付けがましさでなく
ビートやコーラスの抜き差しやフェイクによって
シミジミとした情緒を自然に去来させる、
ことに成功してると思う。
踊ってるうちに「あれ、オレ・・・泣いてる?」みたいな。←何ソレ


前回、7thではSTY×CKが現実のものになった
感慨と興奮もあったことは確かだが
贔屓目なしに"Sugar Rain"がアルバム内で
頭ひとつ抜きん出ていたことも事実。
んで、今回の2曲もいい仕事してることに間違いないのだけれど。
同じアルバムにJam&Lewisがいるとなると
いささか分が悪いw
制作時期は分からないが
Janetがもし"Discipline"でもジャムルイとやってたら・・・
とゆーシュミレーションとしても聞けてしまう2曲、
("ITOSHIIHITO"、"I Can't Wait")
当然ハイ・レヴェル。
このモンスターを倒せとかw
アイテムと経験値がまだまだ足りぬううう。


オレはSTY→ジャムルイと続く曲並びに、
うっひょおーと喜んぢゃうので呑気なもんだが。
なんつーかね、
ひとつの目標を達成すると
次、さらにその次(しかも同じことの繰り返しは許されない)と
要求されるクリエイターの世界のハードさたるや。
その辛苦は想像するだに(-д-`*)ウゥ-
新進も中堅もレジェンドも
同じ土俵で戦わねば、てのはつらいのうつらいのう、と思うと同時に
こーゆーことが可能だから音楽はスバラシイ、とも。


アルバムってことでいえば
12曲の配置、流れもよく練られてると感じる。
でも、配信や着うた、ランダム聴きがフツーになってく世情で
今後アルバム単位としての作品性が
享受されにくくなるとすれば
それは余りにも惜しい、のではないでショカ。


Color Change!(初回生産限定盤)(DVD付)

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