夫婦善哉

B「イライライライライライラ････」
J「どーしたんだい、びー」
B「どーしたぢゃないわよ！このクチビル野郎！」
J「い、いや、もうすぐB-Dayが発売だというのに随分機嫌が悪いようぢゃないか」
B「そうよ！アタシがソロでも如何に偉大かっつーことを
世界に知らしめて、DCの売り上げも上回って、グラミーも独占するための、
2ndアルバムの発売なのよ！
なのにメディアの連中ときたら･･･
LeToyaとのビーフとかのことばっか書きたてやがって！」
J「いやまあ、ビーフはイマドキのセールプランの常套だから･･･
俺もNasとやって随分儲かったし」
B「うっさい！クチビル肥大！
大体てめぇがRihannaみたいなガキに色目使うから
変な噂が立つんだよ！
ネットでも書かれ放題だっつーの！（蹴）」
J「イタタタ！そ、それは、その
･･･そうそう！ネットの噂は
日本の優秀なピットクルーとかいうチームを雇ったから
もうダイジョブだよ」
B「パパもわざわざこの時期に『売り上げより娘が良い人間であることが大切』なんて
擁護コメントだしたりして･･･発売前から予防線かよ！」
J「キミんちは過保護だからなあ･･ここにきてママまでMiss Jonesとやりあったりして」
B「何？今度はノウルズ家批判？んなこと許されると思ってんの？
そういや、おまえこないだMariahにも絡んでたろ？
あんなエロババアのどこがイイんだよ！
10代のRihannaから熟女までイケる俺がジガマ〜ンてか？
このフェラクチビル！」
J「そ、それはともかく！
B-Dayは素晴らしいアルバムだよ！俺だって"Upgrade U"で1stバリにセンス良くライムしただろ？」
B「あれ、"De Ja Vu"の保険？とか、ハイフィーの下手な物真似とか言われてるわよ、まったく･･･
あんたの古臭いフロウよりSwizzの"Get Me Bodied"のがイケてるわ」
J「（あれは日本のZeebraとかいうラッパーのトラックとそう変わらんのだけどなあ･･･）
そ、そうだね！古いギターフレーズを使った"Suga Mama"もいいよね」
B「あーゆー生っぽい感じはアタシの独壇場よ！
アギレラのヤツ、パクりやがってムカツク」
J「（オールドソウルやゴスペルちっくな唱法には確かに合ってるけど
いい加減食傷気味なんだよなあ）
そうさ！アギレラみたいな白人にキミみたいなドープさは出せないよ。
"Kitty Kat"でもキミは最高にキュートさ！
Diamonds on my neck♪のとこも俺のアドバイスだろ？」
（こーゆー曲調なんだからもちっと抑えて歌ってれば完璧だけどね）」
B「Hip Hopヲタも喜ぶようにしてやっただけよ蛆虫野郎。
まぁアタシ的には"Freakum Dress"みたいな曲で
女の子のファンがもっと喜んでくれればいいわけよ」
J「蛆虫て・・（泣）でも今回は1stよりイマドキのHip Hop色や音のトレンド意識してる感が強いよね！
"Green Light"なんかAmerieぽぃし･･･あ」
B「わざとよ！インスパイアてやつでしょーが！
ちゃんとアコギで歌い上げるジジババにも受けるような"Irreplaceable"みたいな曲も
入れてみたし。"Resentment"みたいにゴスペルチックに歌い上げれば保守層の支持もばっちりよ。
大体アタシはもぅ金も男も手に入れたし
そんなに歌う内容も無いんだけど
"Dreamgirls"の役に入り込んでたから歌い方も感情表現もそれっぽくなったのよ。
ちゃんと客を引っ張るために予告編で"Listen"も入れといたし。
これで映画も成功すれば女優としても名声が･･･
グラミーもオスカーも手にした現代のミューズ･･･
ああ、アタシって最高!!!
････ちょっと！びるお！どこ行ったのよ！受賞式の衣装選び手伝いなさいよ！」




と、いう夢を見た。
B-Dayみんな買ってねー。