To All The Killers and A Hundred Dollar Billas!!!

uizcatchthebeat2006-07-30

世間が馬鹿面こいて夏休みとか言っちゃってる間に
こちとら漫画並に堆く積まれた書類を前に
途方に暮れてるわけですよ。
あー、世界中の行楽地が全部沈没しちゃえばいいのにナー。
それを鼻ほじりつつビール片手にTVで眺めたい。
もちろんBGMはルースターズの"C.M.C"で!w


そんなマッドでバッドなオサーンにもシアワセな瞬間はあるのです。
CTBマニヤな貴方はご存知なとおり
十年越しでファンであり続けてる
でら好きな"The Infamous"Mobb Deep
ライブを見てきたわけよ@Shibuya-AX
ヤター!


来日公演が一度発表されながら中止になったのは90何年のことだったかなあ。
今でもぴあの紙面に大喜びしたのと
中止の報にものすごく落ちたのを覚えてますよ。
Prodigyの持病についても知られてるところだし、
来日はもうムリなんだろな、と思いきや。
今回、単独ではなくイベントのスペシャルゲストつー扱いで呼べたてのは
G-Unit参加も後押ししたような。


いろいろ異論はおありでしょーが、
俺がHip Hopに求めるものは汲めども尽きぬ音世界だったり
コンシャスネスだったりもするが、
それに劣らぬ重要要素
−ヤサグレ感、寂寥感、裏街感、笑っちゃうくらいのカコツケ感、諦観と野心の裏腹感・・・
それを正に体現してきたのがこの二人なわけですよ。
Mobb Deepなんかリアルぢゃねーぢゃん、
Prodigyとかバレエ習ってたんだろ、とかさ
そーゆー自称リアリストはみな組員見習いから始めてみたらいいんぢゃねの。


Mobbとの競演で気合が入ったか
DEN+般若も走馬党もそれなりに良いステージだったが。
トリでゲストぢゃヒットメドレーしてお終いかなあとゆー
来日モノ一般的不安を吹き飛ばす、一時間以上の充実ライヴ。
フックや1stヴァースで終わることなく、
Blood Money多目ながら
殆どのキャリア代表曲をフルでかましたのであるます。
客入りもほどほどで前方でもキモチ良く見られたし
若い客もちゃんとクラッシック群に反応してて◎。
Prodigyのギャング役者のよーないちいち心にくい一挙一動、
Havocの安定感と存在感、
クールな二人のサイドで水撒き散らしたりしてステージを熱くしてた40 Glocc、
飛び道具的な効果で彩りを添えたAlchemist("Hold You Down"も!)。


公式にはRootsとのライブ盤&DVDしかなかったと思うが、
Mobbマニヤな同士はBBCやDubcnnでご存知のとおり、
実は結構ライブがタイトな彼ら。
13年以上のキャリアは伊達ぢゃないわけで。
今回本編が終わって、RYU&Butcherが〆のMC出てきたのを制して
Prodigyがさらにソロ(もち"Keep it Thoro"も!)を披露する
徹底ぶり。


ともかく飽きもせずしつこくHip Hopが好きでいると
こんなシアワセな体験も出来るとゆー良き一日になりますた。
ライブ後、asiaでアフターだったが、
俺、めったにそんなことしねーけど
サイン欲しくてwねばったんだが結局二人のはゲトれず、
でもアルケミのサインはゲトした!!
「オマエのトラックはスバラシイ」つったら喜んでたww
あいつイイ奴(←単純)。
サインがコドモみたいでちょっとワラタけど。


50が今後業界でどのくらいパワーを維持できるか疑問だが
Mobb Deepには今後も末永くキャリアを刻んでもらいたい。
うらぶれた人生にも一縷の望みはある
&病気だろうが貧乏だろうが下品だろうが言いたいことはある、
とゆー野郎どもの日々のサントラに欠かせないのですから。