万物流転

uizcatchthebeat2006-03-13

般若のアルバムは、
コンセプチュアルな体裁と
ナガブチイズムによって
日本語ラップ好き&ある特殊な人たちにしか
受け入れられないのかもしんないけど
そーゆー文脈とは関係無いとこで
俺は好きだなあ。
今年の日本語ラップは本当にオモロイ、
とかゆーと
ずーーーっと現場を支えてきてるヒトにとっちゃあ
ぢゃあ去年までツマンなかったのかよ千回死ね、
て気分だろうが、
こちとら聴き手としちゃあ
20年選手だほっとけ。
US産のクラブバンガーには相当口汚いのあるんだから
みんなのうた」なんかも爆音でかけるベキだよねぇ。


さて、日本のロックに少しでも関心のある層なら
「3億円ジャケ」と言えば頭脳警察と相場が決まってたわけだが。
般若及びスタッフがコレを知ってたかは不明。
まあ1972年(に出るはずが発売中止→自主制作)の話だしな。
当時の時代背景や日本のロックの状況を考慮しないと
甚だわかりにくいことでしょー。
かくいう俺も当然後追い。
パンタと時代を共有したのは
80年代後半〜頭脳警察再結成の頃だね。
この1stは80年代東京近郊のパンク者なら、
神田JANISのテープで聞いたろ?同士w


2001年にCD化されてフツーに出回るようになり、
左翼がサヨになり、重信女史が20年求刑される今、
この盤の意味は史跡程度なのかもしんないけど、
初期衝動が観衆との緊張感を伴って危ういエンタテイメントと化す、
とゆー点では
般若のアルバムと通ずるところはあるカモね。