Springroove 09@Tokyo Makuhari Messe

uizcatchthebeat2009-04-04



なかなか更新のチャンスなく
取り置きのメモが
たまっていくばかり。
やれやれ。


さて春祭も4回目
1回目2回目3回目ときて、
今年はHip Hopアクトを削ったR&B中心へのシフト。
やっぱりちょっと雰囲気が違ったかと。
女子率高め、集客率は2割ほど減、な印象。
しかしあの前髪ありな茶ボブ?
流行ってるのかもだが多すぎだな。
かぶってるのとか恥ずかしくねえのかな。
まあ判で押したようなボーズだらけのB-BOY風情に言われたくないだろがね。
あと、R&Bメイン、TLCがヘッドライナーとくれば
多少年齢層が上がるのかな、と予想してたわけだが
印象的には寧ろ下がったくらいな・・・。


フェスの楽しみ方のひとつに
ソロなら自発的に行かないアクトを見る、
てのがあるけども
今年は体力的な問題もあり
前半は辞退した。
一通り挨拶すませ
ちゃんと見たのはT-PAINから。
前回来日を見逃したしな。
映像で見てた以上にパワフルに踊りまくる。
デブだけどアイソレーションがかなり達者。
ここ2年の「時代の声」なわけで
全てがヒット曲なのは強い。
鍵盤も弾けまっせ、な演出もあったが
ありゃあオマケ程度だなw
でもオートチューン通さない声もなかなか繊細。


PUSHIMは相変わらずフェス慣れして、堂々としたもの。
本人に手抜きは無しなのだと思うが
レゲエフェスの肝で登場するのをたくさん見てきた者とすると
流してる感を勝手に感じてしまわないでもない。
唯一レゲエ畑なので客の反応的にも少々分が悪かった、かもだが
一部熱心なファン、特に女子はすごく喜んでたね。


ミリヤは、まあ、な。
えーと、MCが礼儀正しいのが良いと思いましたw


Craig Davidは特にイケメンだとは思わないんだが
Lloyd Banksとかと同類でアゴ周りが気になる・・・
保毛尾田保毛男的な・・・)
今回の出演者中一番男前なポジションであり
そうした典型的R&Bスタアな振る舞いを見せて歓声を浴びてて
あれはあれでアリ、な気はした。
早口技やリズムの押し引きなんかで
UK者らしい捻りを見せたのもなかなか。
で、初期の曲もいいが
これはやっぱライブで一段とキモチ良かった。

Craigもこのトラックを作ってくれたMark Hillに感謝、て言ってたね。


続いてJohn Legend
現役メジャー男性ソロシンガーとしては
かなーりファンなほうの部類なのに
こんとき以来ライブ鑑賞の機会に恵まれず。
4年ぶりかあ。
オレはこんとき書いたように
街角のピアノ詩人的なとこに魅力を感じてたんだが
この間Obamaの就任にも呼ばれるくらいの国民的ビッグネームになってるわけで
ビッグステージ向けなパフォーマンスであった。
それは去年のボム(Komoriもベストに挙げてたな
"Green Light"とかで十分光ってたが
やぱオレには"Ordinary People"がキラーだった。
この日一番「ザ・ソウル」だったのではないでショカ。


前半は知らないが
恐らくこの日一番会場をロックしたのはAKON
Nellyの前座以来か。
その時々でトラブルありつつも
コンスタントに印象的なヒットを残し
今ではレーベルオーナーだからなあ。
時代は変わる。
ライブでの張っちゃけぶりが
しばしばトラブルの元になってるつーニュースを目にしてきたわけだが、
あの過剰にパワフルなアゲぶり見たら納得だねw
強引過ぎるwwもちろん良い意味で。
セキュリティに肩車させ
会場に突っ込んでくんだから玉乱。
案の定、圧迫に負けた女子の犠牲者が運び出される始末w
まあロックフェスに比べれば平和なもんだけどもさ。
で、T-PAIN同様、全てがヒット曲なのもズルイ。
オレが感じるAKONの良さは、
このRingtone軽薄時代に合わせたフック勝負にも
真っ向から挑んでいながら
そこはかとなく情感を盛り込んでるとこにある。
MVP。


トリ、TLC
99年の武道館抽選に当たらず
(当時ヤフオクがあれば
貯金をはたいてでも行ったろうなあ)
その後の来日中止に泣き、
武道館やLA公演、Awardなんかのライブ映像を繰り返し見て
想像を膨らませて納得してきた身にしてみれば
夢のよう・・・ではあるが
やはり眼前にいるのはあくまで、二人。
"3D"時のCG映像やPVを使い
ダンサーと踊りまくり
時に演技させたりする練られたステージは
けして悪くなかった。
単なる同窓会にはしない、という
意気込みは感じましたよ、ええ。
"Baby,Baby,Baby"のPVで
かわええええええ、と恋に落ちたChilliも
人生経験重ねたアラフォー、
お互いに年を取ったわけで。
そして、なんと言っても
Left Eyeのパートを後ろのスクリーンで流しながらの曲には
グッとこざるを得ない。
「時間は戻ってこない」というキモチと
「空白が埋められて良かった」というキモチが交錯する、
とても不思議な感覚が同居した
今年の〆、なのでした。

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