時に

uizcatchthebeat2008-12-03



恥を晒して
生き延びることは
過去への後悔と
暗澹たる逝く末を
想起させるばかりだが
長く粘ったぶん
時間つー名の神様が
たまーーーに
素敵なオマケをくれる。
BGB復活てのは
オレにとっては
それぐらい嬉しいことです。
4年前にBlues Alleyで一晩だけライブしたとき、
あれで始まると思ってたのが音沙汰無く。
逆に望みを断ち切られたように感じてた。
あの時はKONEさんの声が万全ぢゃなかったし
TOMさんの病気やプライベートも心配された。
それが、ついに。




ところで。
最近はさすがに飽きられてきたカモだが、
誰かが亡くなったときとかに
「・・・・で、誰?」って書くヤツいるぢゃん。
まあオレもイヤならそんなスレ見んな、って話なんだが。
あれは何だろね。
まあ知りもしないのに
追悼ムードに乗っかるのも気色悪いが
茶化して冷や水かけることが
ホントにオモロイと思ってるんだとすれば
そいつが死んだときに追悼するヤツは
一人もいないだろうね。
それ以前に
「知らないことが恥ずかしくない」て感性は救いがたい。
何でも知ってることは有り得ないし
その時点で知らないことを恥ずかしがる必要も無いが
「自分には知らない世界がある」ことへの想像力を欠く、
てのは、恥を知れよな、と。




それを踏まえてBGB。
たぶんね、
世間的には
EXILE"Won't Be〜"のオリジネイターが久々にやるんだあ、
ってくらいだろし、
(「警官コント」とか「ヤンヤン」とかを挙げて
知ったかするのはホントに寒いから勘弁。
BOSEももうピザも食うだろさww)
オレみたいなファンの喜び方と乖離があるのは承知。
新曲の音がBGBの絶頂期("Beautiful People"やアルバム"B・P")を髣髴とさせ
PVは"Torokel Lady"の続編的作りなのに快哉を叫んでるのは
主に当時からのファンかも知れない。
BGBBandの要、Bro.Shell氏や強力なホーン陣、
Ohio PlayersならぬOHA-YO!PLAYERSの変わらぬクレジットにも
絆を感じるに十分。


BGB自体の功績については
以前に書いたけど
何故新曲PVに200人超のゲストが駆けつけるのか、
何故今の10代20代にとってのカリスマダンサーたちが踊ってるのか、
そこは知らないと恥ずかしい、かもな。
知ってる人は言わずもがな、だが
新曲PV、最初と最後に挿入される写真−King Of Soul−の面々、
がらんとしたフロアで掃除しながら
華麗なステップを見せるマイケル鶴岡先生、
そこに現れるBGB。
これにどんな意味があるか、
今Hip Hop/R&Bやストリートダンスに関心があって
日本におけるブラックカルチャーの受容と変遷の歴史に
興味がある人は是非
江守藹氏の近著を一読されますよう。

黒く踊れ!―ストリートダンサーズ列伝

黒く踊れ!―ストリートダンサーズ列伝

オレも知らなかった60年代〜80年代についてよく理解出来た、
と同時に読み物としてすごく面白かった。


敷居を高くするような話はもう止めとこう。
「人に道理を説けるほど」ってTOMさんも言ってるし。
新生BGB、オレは堪能します。
貴方もどうですか。


Daddy’s Party Night(懲りないオヤジの応援歌)(初回限定盤)(DVD付)

Daddy’s Party Night(懲りないオヤジの応援歌)(初回限定盤)(DVD付)