懐古でなくアナクロでなく

uizcatchthebeat2008-11-24



くっそったれー、風邪引いた。




恒例
Aliciaによる
Awardでは偉大な先人を
引っ張り出すわよシリーズ、
今年のAMA編。





Latifahは想定内だが
(すっかり歌の方も板についてるよな、
てか下手すれば女優でときどき歌うヒト、
くらいに思われだしてるカモ)
Kathleen Battleとは驚いた。
60歳、38歳、27歳−3世代の邂逅。
もちろんスクリーンの写真はMichelle。




大好きなRaphael Saadiq
話題の新譜に触れずにきたのは
俺の中でとまどいがあったから。
Raphaelはトニーズ時代から
一見古臭いことをやってるようでいて
実際は過去のソウルの良質な遺産を
「消化し」「再構築」するのに
素晴らしく長けていたヒトだったはず。
前回の偽Blaxplotaionときたら
今回の60s70sコスプレも一度はしてみたかったんだろな、と。
もちろん、そこは天才Raphael
音像の再現を試みつつ
いつもの自分色もしのばせては、いる。


でもなー。
トニーズ時代やソロ1st、
プロデュース諸作に見られる
過去を素材にしながらも、しっかり「現在」に訴求する、
美メロやトラックが出来るヒトなのにさあ、つーな。
もはやロックなのかテクノなのか分かんない
(だからこそオモロかったり)
メインストリームの歌モノへのカウンターの意義も
あるのかもしれないが。





俺は俺のために作るんだしー、か。
くっそー。


まあね、われわれ聴き手は
作り手に託すしかないわけで。
Stargateらの作る音やautomatic tuneの安易な導入に辟易してる層が
我が意を得たりとばかりに絶賛してるのを見ると
過去のカタログは無尽蔵にあるしさ、
そっち聞いてりゃいいんぢゃねの、
さもなきゃタイムマシンの夢でも見て夢精してろ、と。


俺が聞きたいのは「今」と渡り合う姿で、
オマエくらい才能のあるヤツは
こういう時代だからこそ!
こーゆーギミックを使わずにド真ん中で勝負してくれ、と願っちゃう。
まあ、どっちも同じ穴のなんちゃらだがな。


だからこのアルバム、7inch Boxで買っちゃったけどw
たぶんあんまし聞き返さないな。
画像のDJ MkceezyによるMixのほうを愛聴中。
次こそは。


Way I See It (Sba2)

Way I See It (Sba2)