え？

たとえば
OASISを称して
Beatlesぽい、とか
言うわけないように
ロックの世界では
影響が一回りも
二回りもしてるけど
こと「日本語ラップ」に
ついては
せいぜい20年で
聞き手も演者も
「主要なラップ表現」てのを
共通体験や認識として持ってるんだ、と思う。
（今の10代とかは違ってきたろうけど。
さんぴんて何？みたいにね）
だからオレみたいな
スレた底意地の悪いおっさんリスナーは
常に「どっかで聞いたアレ」と比べちゃうという悪癖、
もはや白紙では聞けない不幸、がある。


その意味で
こんなの今までも今もどこにもねー、
って評価はなかなかし難いのだけど
メテオはそれに近い。
フリーキーなフロウ、とか
イミフなサブジェクト、とかは
存在してるし
異常さを追求すると
凡庸な「病み」表現に堕する可能性が高い。
でもメテオは自虐とか
半径1メートルとか自室とか
連想が連想を呼んでく感じとかが
ギリギリ共感出来る、気がしたりしなかったりする、
そのさじ加減が絶妙。
そのラインを一曲の中に封じ込めるとき、
笑わせてやれ、とか、驚かせてやれ、てな狙いが見えたら
一気に冷めると思うんだが
それを回避してるのは、やぱ才能なんだろうな、と。
すげー頭いいなあ、と思ったり、
ああこのヒトは本気でダメなのかな、と思わせたり。


ダースぢゃないけど
ラップはこれだけ言葉が詰め込める音楽のくせに
まだまだ他の音楽や文学、漫画･･･にある
ぶっ飛んだ表現や多様なトピックを扱えてないと思う。
普段Hip Hopを聞かないヒトにこそ是非勧めたい一枚。
でも、初めて聞くHip Hopがメテオとか･･･
あとは知ーらない、っとw
でもいーぢゃん、1000円だし！

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