難しいのは

uizcatchthebeat2008-08-12



その持続。




オレが好きなHip Hopは
どうしても男臭いものや
馬鹿馬鹿しいほど
大仰なもの、
権威に屈しないものや
地に足の着いた
生活者としての異議申し立て、
皮肉や比喩でニヤニヤさせられるもの、
あたりではあるけれども。
別にそうでないから認めねえ、とかは特に。


らっぷびとがHip Hopであるかどうか、
そもそもそれを語るには
各人のHip Hopの定義を提示しなきゃなんないし、
今時それはとても難しい。
こうしてCDとして改めて聞いてみると
トラック(の選択)、声質、
技巧(フロウ、ライミング)、
歌ったときのキーとか遜色ない。
特にスキは無いけど
突出したとこもない。
大量にリリースされる日本語Hip Hopの一枚、
として捉えるならばその程度の感想になっちゃうのかなあ。
ああ、良くも悪くも「KREVA以降」だなあ、
このスタイルなら390のが好みだなあ、とかね。


Hip Hopが他の音楽以上に
生の自分を表現するものだとすれば
ニコ動とアニソンを選んだことに
嘘くささが無いぶん好感持てる。
んで、そーゆー露出が無ければ
オレもpickしなかったわけだし。
ただ誰かがライブ評で
コメントつけられなきゃツマンネ、て言ってたように
このムーヴメントから離れたあと
どーなるのかってことだろな。
ライムス大好き、だそうなんで
期待はしてるんだけど。


あと、近親憎悪とか所属意識について考えさせられた。
「うちの愚妻が」て自分では言うけど
「なに、オマエのカミさんwwブッサーwww」て他人から言われるとキレるヒト、
(そりゃそうか)みたいつーか。
ニコ厨を自認するヒトが「あいつはもうダメだ」とか言いつつ
「ニコから出たラッパーとかHip Hopぢゃねーよ」とか言われようもんなら
「オマエにとってHip Hopって何よ?」
「本人別にHip Hopとか言ってないから」て反応したりな。
目糞鼻糞のカテゴライズ by D。
オレにとってはニコ厨VIPPER
深夜放送のネタ職人と同じように
(ダメなやつも多いけど)
相対的に笑わせてくれる確率が高めな集合体、
てことでまとまってるんだが
その中にいる、と自覚してるヒトにとっては
細かな住み分け、差別化をしたくなるんだなあ、とか思ったです。





RAP BEAT

RAP BEAT