忌野清志郎&NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNS plus 仲井戸"CHABO"麗市 忌野清志郎 完全復活祭@日本武道館

uizcatchthebeat2008-02-10



その日、俺は奇跡を見たんだ。


一昨年夏の喉頭癌告白、
療養期間に入るときのメッセージを
覚えてる。
「何事も人生経験と考え、
この新しいブルースを楽しむような気持で
治療に専念できればと思います。
またいつか会いましょう。
夢を忘れずに!」


清志郎らしい、
素晴らしいメッセージだと心震えたと同時に
果たして再びステージの清志郎に会える日が来るのだろうか、
と悲観的な思いも半分あった。


しかし早くもその年の冬、
Sam Mooreのステージに飛び入りの報。
なんだ、ダイジョブなんぢゃん!と嬉しかったものの
恐らく抗癌剤の副作用であろう短髪姿、
まだ余談を許さない感はあった。
そんなこちらの予想を蹴散らすように
2007年は着実に客演を重ね
ついに今日ソロでのフル公演、と。
声は、歌唱は、動きは。
あの、すさまじいエナジー
セクシーでソウルフルな愛のメッセージ、
ひょうひょうとして笑える
ヒトを食ったパフォーマンスは
健在なのだろか。
ステージ裏(北)席を開放してくれたおかげで
追加販売のチケットが手に入った。
あとはこの目と耳で確認するだけだ。


このあと関西で追加公演の予定だし、
今日行けずにDVDを楽しみに待ってるだろうヒトは
以下スルー推奨。




全てが素晴らしかったのは言うまでもなく。
俺、四回泣いた。
泣1→暗転と共にスクリーンには闘病中の写真がフラッシュバック。
スキンヘッドの状態から徐々に毛が生えそろい
ベッドから起き上がってステージに向かう、という映像。


JUMP
涙のプリンセス
誇り高く生きよう
ダンスミュージック☆あいつ(梅津氏の軽快な身のこなし!)
NIGHT AND DAY
デイドリームビリーバー


泣2→チャボ登場。一本マイクでこの曲。
いい事ばかりはありゃしない
君が僕を知ってる
チャンスは今夜
僕の好きな先生
私立探偵
多摩蘭坂
毎日がブランニューデイ
泣3→チャボがこの日にふさわしい曲を、
清志郎が21で俺が22、知り合って初めて作った、て紹介してこの曲。
コーヒーサイフォン(チャボソロ)
GOD
スローバラード
激しい雨
ドカドカうるさいロックンロールバンド
キモチE
BABY何もかも


〜アンコール
よぉーこそ
ROCK ME BABY
雨上がりの夜空に
泣4→バンドメンバーが退場、清志郎1人で弾き語りの
LIKE A DREAM
「夢を忘れずに」のメッセージが帰結する。
・・・・
歌い終わって灯りが点くとステージ脇に若い男女が。
清志が「何て演出だw」て言ってたから
本人には知らせてなかったのであろう、
愛息竜平君と愛娘百世ちゃんが花束を
偉大なる父へ。




もう一度言おう。
俺は今日、確かに奇跡を見たんだ。