次の一手
全編BLのトラックとなった
2nd。
インタビュー
からも分かるように
がっちり組み合って
生まれた様子。
自分が歌いやすい、とか
トラックの好みで、とか
MCがトラックを選ぶ規準は
いろいろなんだろが
トラックメイカーに全幅の信頼を寄せて
むちゃぶりも含めた要求や描き出すイメージに
己の創意をぶつけていく、
てのはなかなか珍しいんぢゃないか。
1stの継承とか
「ストリート」イメージを保持するなら
サンプリング中心の重いトラックや
煙たい音像でも良かったのかもしれないが
BLはNorikiyoの才を狭い範囲にとどめない意図があるのだろう。
新たな扉を開かせるにふさわしいものになったと思う。
日本語ラップを聴かない層に
先入観無しにこのアルバムを届けることは
なかなか難しいのかもだが
この派手で、一聴して耳なじみの良い曲群
(最初Doberman Incぽいなーとか思ったw)が
J-Pop Hitと並んでpickされるような環境になれば、と
夢想したり。
「なんか売れてるみたい」
「評判高いみたい」
てな入り口でもイイからさ。
何度か書いてきたとおり、
オレはいつでも「その先の向こう」の
表現に惹かれる。
不良自慢だの裏街道事情だのは
どーでもいい、てか
金出してまでそんなの聞かない。
それこそナックルズで十分w
ナックルズは購読してるけどww
まあNorikiyoは
Hip Hopマナーに忠実に
自身を偽らずに表現しただけで
その意味では凡百の「自慢」系とは
一線を画すけどもな。
最近の若いMCに多い
強く見せたいんだかなんだかな
スキルや語彙不足のくせに
巻き舌気味の「〜ぜ」とか「だろ」連発するのが
馬鹿に見える。
自由や放蕩て意外に凡庸かもしんない。
そこからの足掻き、次に見える景色こそが
千差万別でリアルだし人間臭い。
アルバムのライナーを書いてる川村氏の本
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1stは確かに名盤だけど
繰り返し聞くのはこっちかも。
元不良少年のみならず
現実と格闘してる全てのヒトに。
- アーティスト: NORIKIYO,SEEDA,BRON-K,BES,仙人掌,OKI,般若,HEADBANGERZ,カミカオル
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