LORD FINESSE BIRTHDAY EXTRAVAGANZA featuring D.I.T.C./NICE & SMOOTH/THE BEATNUTS@shibuya-AX

uizcatchthebeat2008-03-01

Swaggerの計らいで
40歳の誕生日は日本、
てのが実現した今回。
90's Hip Hopの大物が集結した夜。
ま、blastのインタビュー他でも
微妙発言の多かったDiamondはやっぱ来なかったけどもw


Beatnutsの相変わらずな街の下世話な与太話スタイル、
(DATなのはしゃーない、けど"Props Over Here"はやって欲しかった)
昨年のSpringroove以来なGreg Niceに
今回は相方Smooth B(甘さ健在)も一緒で
コンビ愛が超微笑ましかったNice&Smooth、
予想以上の現役感だったA.G.&O.C.、
X-ecutioners魂を見せつけたBoogie Blind
(Lord FinesseとのDJ合戦も!)、
全てが素晴らしかった。


んで、DABOVerbalの記事だが。
んー、アーティストの立場からすると
そーゆー危惧もあるのかな。
言いたいことは理解できる。
特に90年代に自分のスタイルを研鑽して
英詞を熟知してるVerbalにしてみりゃ思うことも多いだろなと。
一方で、
単にVerbalがいつもm-floやTERIYAKIの客層ばっか相手にしてっから
たまたまカルチャーショック受けただけなんぢゃねの、と思ったり。
おっさんのくせにおっさん慣れしてない、つーかさw
俺の周りの客は若いコ
(まあ俺に比べれば殆ど若い)多かったし
女子3人組とかも見たぜ。
ガキ連れて来てたのもいたよな、
まあ大音響とタバコの中、幼児にはどーかとも思ったがw


そもそも今回の面子がシーンに
最もインパクトを与えたのが90年代前半〜半ば、
その時代の音に心酔した連中がそのまま年を取っただけの話。
演者と同年代が駆けつけて不思議は無い。
寧ろこの面子で10代、20代ばっかりだったら
「え?当時応援してたやつらは何処行ったの?」て感じぢゃないのか。


俺はSoulja Boyだって馬鹿馬鹿しくて楽しんで聞くが
結果的に家や車で繰り返し聞くのは
世代が上のアーティストのアルバムが多い。
O.C.A.G.の近作もオススメしてきた。
まあ売れないけどさあ、
ジャジィなオサレ系じゃないとこで、
アーティスト自身の成熟と共に
30代、40代が支持するHip Hopがもっと増えていいと思う。
日本のアーティストは若い連中の盤にいいもの一杯あるし
金払う価値のあるもの多い。
最近紹介してないから
そのうち書きたい。


確かに加齢しても永遠に若年層から支持され続ける、なんて例は希少だし
若い世代には若い世代の人気者がいてしかるベキで、
若い世代は聞き方が薄い、とか
アーティストや作品への思い入れが軽い、とか愚痴っても
あんまし意味無い気が。
どんな音楽ジャンルでも歴史を重ねれば
全くオリジナルであることは難しいし
消費の回転が早いのはHip Hopに限らず
ポピュラーミュージックの宿命。
たぶん10年後にはKanyeやJim Jonesの客が
ジジイよばわりされたり
今のSouthの盤がクラッシック入りしてて
この良さがわからないとか・・・
なんて言われたりしてんぢゃねーのかなあ。