文字と声
タマフル
R&B馬鹿リリック特集
(1、2)。
期待が高まりすぎたが故か
正直そこまで笑えなかった・・
いや、もちろん楽しめたし
今後も定期的に続けて
欲しいんですけれども。
ヨシ氏の声も
聞きたいしね。
中でも触れてたように
この企画のルーツは
今は無きblast誌2001年4月号の記事
"STUPID FRESH!R&B EDITION R&B馬鹿リリック大行進!"。
古川&高橋と川口真紀による対談形式。
この機会に倉庫から引っ張り出してきたよ。
思えば公論もそうだけど
FRONT〜blastの対談記事って
(笑)とかwww草(当時は無かったか)の類を使わず
(敢えてそうしてた、とのこと)
「・・・」とか行間、掛け合いで読ませるスタイルで
それがツボだったんだなあ、と改めて。
番組でも一曲目に紹介した
"Music is Power/Dwayne Wiggins"
- アーティスト: ドゥエイン・ウィギンス,ナジー
- 出版社/メーカー: ポリドール
- 発売日: 2000/04/05
- メディア: CD
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他にもSisqo"Incomplete"
Blackstreet"Booti Call"
Boyz ii Men"Thank You In Advance"
が取り上げられてます。
今回のラヂヲ特集にあたって
この記事が参照された経緯から
事前リサーチ強迫症の宇多さんが読み返していないはずもない・・
と思っちゃうと、
まるで初見初聴、かのように反応するのは
あれ?って感じがしないでもない・・
まあオレも8年前の雑誌記事の中身まで覚えてなかったしね・・
お互い年を取ったってことかw
そんなの大半のリスナーは知ったこっちゃないし。
このblastの特集は2006年6月号で第二回が掲載
(先の三人+編集佐藤)。
ここでは
Tweet"Sexual Healing(Oops Pt.2)"が既出。
残念ながらblast廃刊によって
第三回の可能性が絶たれてしまいました。
残念。
今、紙メディアでコレをやろうと思っても
場所がない(bmrには出来ねえだろw)し、
blogならアリかもだが
やっぱりこのボンクラ&サークルノリな空気感は
この雑誌内だからこそ成立してた、のでありましょう。
今回のタマフルで惜しかったのは
小島女史が録音だったこと、
ふるきゃんとヨシ氏&師匠の面白がりポイントが
微妙にズレたりしてたとこ。
普段R&B全く聞かないというふるきゃんと
仕事にしてるヨシ氏、
英詞にも関心があって文化差も含めて楽しもうとしてる宇多さん。
この辺は何度かやってくうちに修正されてくのかも、だけど。
番組にメールでも送れや糞が、
というご意見を生暖かく聞き流しつつ。
個人的収穫を挙げるなら
R&Bにどっぷりで耳慣れてる者には
性描写のしつこさや
男の過剰なセルフボーストに
感覚が麻痺してる面はあるなあ、と思ったです。
「え、それって毎度のことじゃん」て感性が
全ての音楽歌詞からするとイカレたことなのかもしんないw
「メロディやアレンジが美麗だから
歌詞も美しいに違いない・・ス・テ・キ」止まりの
B-OL的浅はかさを嘲う、
という方向だけでなく、
どうせロクなこと歌ってねーしwと
鼻から思ってるR&Bリスナーがもう一歩深めて
歌詞世界を堪能して面白がる、
可能性もあるんぢゃないか、つー。
"Uranus,anus"のくだりとかね、
聞き流しちゃってたもんなあ。
あと、
R&BチャートとPopsチャートでの温度差が
メジャーの中での蛸壺、
US全体と内包される多文化、について
考えさせられたよ。
youtubeのコメ欄も参考になるけど
やっぱり前回書いたとおり
USでの一般人感覚と
R&Bリスナーの感覚に精通した米人の意見を聞くべき。
日本での受け入れられ方や文化差、
引いては和モノR&B歌詞の可能性まで
まだまだ考えられることがあるはず。
ともあれ
R&Bをめぐるヨタ話だけで一時間ラジオが出来る、とか
どこでも在り得ない時代、
タマフルには今後ともよろしくお願いしたいのです。
ですったら。
「常に上から目線」
「キミがそこまで言うならね〜」
「ヨッ!師匠!!」
「僕が発明しました」
「やべ!ちょっと買ってくる!」
「コーリーくん」の近況をご存知の方はご一報を。