宿より

uizcatchthebeat2009-10-11



更新滞りがちですが。
ほぼ毎日つぶやいてるので
左下とかで
確認してみるのも一興。


久々にホテル生活です。
なかなか快適。
自室が汚部屋系
(ナマモノはないよ!
レコード、CD、DVD、本地獄)
なぶん、
清潔で広々した空間は
キモチイイ。
旅先でも観光より
部屋で過ごすほうが好みだったり。
まあ今日も観光でなく
仕事なんですけれども。
みなさまも各々快適にお過ごしくださり。

EIKICHI YAZAWA ROCK'N'ROLL IN TOKYO DOME@東京ドーム

uizcatchthebeat2009-09-19



過去の私的矢沢評はこちら(12)。




昨年はデビュー以来
37年(!)目にして
初めて全くツアーを行わず。
今年はEMIを離れ
自らのレーベルを立ち上げ
久々のオリジナルアルバム発表と
それに伴う積極的なプロモーション、
複数のフェスへの参加、
そして60歳(!!)を祝したこのドーム公演。


ROCK'N'ROLL

ROCK'N'ROLL



2000年代のアルバムの音が
アレンジの妙よりもシンプルさを重視し
それに伴って歌唱もライブ感を増したものになり
その流れで"YOUR SONG"なるセルフリメイクシリーズをリリースするに至って
個人的な興味が減退していったところがある。
シンプルさがチープさに聞こえたり
シンプルであろうとして逆にうっとおしい印象を抱いてしまっていた。
しかし4年ぶりのこのアルバムは
逆説的ながら「シンプルさが洗練」され
これ以外に無い、かくあるべし、という仕上がり。
単純に好きになれた。


なので37年、同じテンションで矢沢命、の人には申し訳ないが
ここへ来て矢沢熱が再燃したのでドームにも行きたくなった。
でも当然チケ完売済、と諦めてたら当日券情報が。
矢沢に限らずドームクラスは当日券て出るんだよね、と思い出し
15時過ぎに駆けつけると難なく(まあ3階の端っこのほうだったが)買えました。


89年のドーム、て行ってるはずだが
あまり明確な記憶は無い・・・
ミック・ジャガーのソロ公演でドームは体験済だったが
まだまだライブ会場てよりは
何か巨大な空間を利用した祭事、て感じだった。
往時に比べれば音とスクリーン映像のズレや演出のタイミングは
遥かにコントロールされ進化していたように思う。


しかしドームに集結した客は
高確率で見事なまでに「矢沢の客」だったw
まあ人のことは言えないのだけど
職種当てクイズしたら土建業か水商売か裏稼業かwwとしか
言われない感じ。
あと、コアなファンがaround50くらいになってきてるからか
みな若い頃の不摂生が祟ってるのか
足を引き摺ったりして
不健康そうなヒトを多く見かけた。
みなさん身体はお大事に・・・いや、ホント。


コンサートタイトルこそ"ROCK'N'ROLL"なれど
来月からはこのアルバムを携えての全国ツアーが控えてることもあって
アルバムのライブ、では無かった。
(そっちも観たい)
そもそも活動歴が40年近く、オリジナルアルバムが30枚以上あるヒトが
その全キャリアの中から2時間20数曲に絞り込んで
曲を披露しようとすることの困難さは
想像を絶する。
オールドファンは古い曲、新規ファンは最新曲、
コアなファンはレア曲、を聞きたいだろうし
定番曲ははずせないし。
とまれ、セトリを追いつつ感想を。


一曲目は
"ワンナイト・ショー"。
主旨に合った、初期の尖った時代を思わせる選曲で興奮。
"Brother!"
2000年代の定番曲。あまり思い入れない。
"SEPTEMBER MOON"
ハードなナムバー2曲のあとにこのミッド。
レアめで佳曲だが早めにトーン落とすんだなあ、とも。
"Take It Time"
と、思ったら80年代半ばの、
打ち込みバリバリな早BPM曲。
"通りすがりの恋"
初期曲。レア。ロッカバラードて矢沢の好側面のひとつだと。
""
んでまた中期の早めの曲。
うーん、緩急がおかしくないか。
"天使たちの場所"
初期の名曲。
ブレイクが多くムードで聞かせるコレを
ドームでやるのは素晴らしい!
"SOMEBODY'S NIGHT"
"MARIA"
この辺は定番で安心して聞いていられる。
個人的には嫌だけどドーム全体のノリを考えれば
こういう有名曲で押し通すやり方もあったかも。
"FLESH AND BLOOD"
大人数のエキストラ軍団がステージを横断する、て演出は
何回か観たが分かっててもワクワクするw
"安物の時計"
ストリングス登場。
脛に傷持つ同士はいつでも泣くw
"YES MY LOVE"
サブステージで披露も
エアモニのトラブルで演奏しなおすハプニング。
ちょっとハラハラ。
"ディスコティック"
初期曲。ちょっと唐突だけど好きだから聞けてOK。
これって、ディスコサウンドぢゃないよな、と今更思うw
"BALL AND CHAIN"
ギターのカッティングが印象的な後乗りの中期曲で
選曲自体は良いけど
音が聞こえにくくてノリにくかったのが残念。
このあたりで中期曲の多さに
紙ジャケ再発と合わせた?との疑問がw
いや、この時期は個人的にドンはまりだから嬉しいんだけど。
"涙が…涙が"
ウェットなこの曲も流れ的には意外な選曲。
ホントにあんまり全体の流れとか考えてない
(考えてるのかもだが客とすると分断感ある)のかも、とか思う。
"コバルトの空"
"Sweet Rock'n'Roll"
"Loser"
新譜から3発。
もっと聞きたかったがそれはツアーか。
"Medley:ラストシーン〜チャイナタウン
〜キャロル〜ウィスキーコーク〜雨のハイウェイ"
中期ヒットと初期の人気曲を短めに。
まあサービスタイムか。
"逃亡者"
冒頭のバイクのフィルムから
この80年代の代表曲。
コレはカコイイ。
この前までに挿入されたアニメキャラで
歴史を振り返る映像がスベり気味だったのでw余計に。
歴史が偉大であることはもう周知なので
敢えてギャグを入れつつ軽やかにやろう、という主旨自体は
評価したいんだけど・・・もう少しセンス良く出来たはず。
"PURE GOLD"
歌詞が矢沢史を彷彿とさせるために
リンクすると強い感動を呼ぶ一曲、なんだが
近年多用されすぎた感はあり。
"黒く塗りつぶせ"
ラス曲がコレ、てのは凄く珍しい・・・と思ってたら!
まさかの驚愕ゲストに氷室京介ヒロトマーシー
単に友人とか大物を呼んでみました、てゆーこととは違う。
そもそもこういうことは一切せずに来たヒトが、という驚き。
MCでこれが
「キャロル→BOOWY→ブルハ」という
日本のロック史を意識した
矢沢の発案であることが述べられた。
日本のロック
(その定義は難しいものがあるが)
の先駆者でありながら
同業者とのリンクを避け続け(もしくは必要とせず)
独立独歩で来たヒトが
こういう振る舞いをここで行ったことには
なかなかに感慨深いものがあった。
まあ、理屈はともかく歴史が動きそして刻まれた瞬間を
目の当たりにして
リアルに腰抜ける&しょんべんちびりそうwでしたよ。
ENCORE:
"ルイジアンナ"
歴史を作ったヒトが
時を越えてデビュー曲を歌う・・・美しい。
"Sugar Daddy"
興奮の坩堝の中、
米国発売盤からのレアなミッド曲・・・
妙な選曲だなあと思ってると・・・娘yoko登場
賛否もあるとは思うが俺はニコニコ見てしまった。
デュエットだけして互いにMC一言も無かったのが良かった。
あそこで「娘をヨロシク」とか言われたら冷めたかもしんないw
娘さんには焦らず良曲を紡ぐようなキャリアを積んで欲しい。
"止まらないHa〜Ha"
やらないわけにはいかない。
一時は「自ら演じるパロディ」みたいに見えたものだけど
コレを60歳が歌いきるんだよなあ、と思うと
今回はなんか勇気出たwいや、皮肉でもなんでもなく。
"長い旅"
30年前、この場所が「後楽園スタジアム」だった時のラス曲。
さすがにその場にはいなかったわけだが
同規模のライブを現役で成功させてるという事実に
深い感動を覚えた。




以上、
曲の流れや演出とかに文句が無いわけぢゃないが
それは40年の歴史の流れの上の
もの凄く高いレベルでの個人的な望みや好みであって
全体としては体験の満足度のほうが圧倒的に上回ってるのだけど。
このヒトの偉大さはまだまだきちんと語られていないし
伝わっていないと思う。
今秋の映画がまたひとつきっかけになればいいなあ。


15周年横浜レゲエ祭2009@横浜スタジアム

uizcatchthebeat2009-09-05



えーと。
脊髄反射で不平不満を吐き下してみたり
思いつきで妄言を吐き散らすほうが
性分にあってるみたいなので
Twitterは続いてるのですが
こちらはご無沙汰太郎。
別段興味もなかろうかとは存じますが
最近何してやがる?と
奇特にも気になっておられる方は
そちらでご確認を。


気にかけてくださる方はいるもので
「外伝辞めたの?」とかおっしゃるが
そんなつもりはない表明で一更新。
古くは年頭のNe-Yoとか
狂乱のKool Keithとか
こないだのBBPとか
復活MAXとかw
師匠激怒の20世紀少年最終章とかww
(多少擁護したい)
自分の中で日記として書き留めておきたいことが溜まりすぎて渋滞中。
そーゆーのを遡った埋め更新もまだ諦めてはない・・です・・・。




とまれ、直近のことから。
毎夏の〆。
ココでの報告は2005年からか。
200620072008
レポはこの辺を見ていただき
10月にはスペシャで放送するし
12月にはDVDも出るし
詳細はそっちで確認の程を。
雑感をいくつか。


体感的に去年より混んでたような気が。
外周や通路ってあんなに目一杯だったっけ?
球場ってそもそも
長時間のフードコートの受容なんて
想定してないもんなあ。
やぱフェスと飲食屋台はセットで欲しい。


クラッシュの試み自体はオモロかったが
ちょっと冗長だったのと
コトバの対決が肝なのに
ボン氏の声が(Aブロックでは)聞こえにくかったのが残念。
にしてもRUDEBWOY FACEつええw


Jamaicanゲスト、事前公表のBarrington Levyの他に
Half Pint(!)とDa'Ville。
StonesがさまざまなRoots Musicの入り口だった人間にとって
"Too Rude/Winsome"は特別な曲。
ただし。
前者2人はなお現役なれど
キャリアのピークは80年代だし
Mightyの思い入れは分かるが
おっさん(含む俺)は喜んでも
イマドキのGyal Demはねぇ・・・と思ってたら。
たまたま俺の周りだけかもだけど
若いコたち、肌を隠してる面積が大変小さい女子とかが、
ちゃんと一緒に歌えてた、とゆー。
コレには驚いた。
グランド以外にもスタンドとかあちこち回って見てたんだけど
MightyのセットでもGarnet Silkとか
Dennis BrownとかBeres Hammondとかね、
女の子がイントロでしっかり反応するですよ。
むしろお揃いのカッコしたり
これでもかと墨を誇張してるような
イキった男子のほうが音自体は楽しんでないような・・うーむ。


でも、総じて見ればジャパレゲブームのバブルがはじけた後
本当に好きな人間だけが残りつつあるような
そんなムードは確実に感じた。


PUSHIMとリョーザのステージは年々深みを増すなあ。
PopsでもRockでもHip Hopでもいいけど
内輪だけで盛り上がって
お約束が共有されていない、ジャンルが混合した場になると
音楽としての力の弱さが露呈するのを見かけることもあるが
この二人はどこへ出て行っても負けない気がする。
てか、泣ける。
こちとら年々涙腺が弱くなるので困る。
あと、今の日本で(巻く焚くの)話を
単なるガキの悪ぶりでなく
ギリギリのユーモアで歌う、そのWicked。
彼らのような
内容を掘り下げたり抽象のレベルを上げ、
その上で誰にでも届く上質なうた、よりも
レゲエの皮を被った
量産型着うた系応援歌(オエー!!)や
ケータイ小説系恋愛曲(ゲロゲロゲロ)が売れてるのは
明らかに知性感性の衰えだと思うよ。


恒例の兄弟対決、
スクリーンも駆使してさらにショウアップ。
SAMIが例年のパワーに及ばなかったような・・
なんか疲れてた?
Chrisのかーちゃんはbossしてたけどw


時間がだいぶ押してたようだが
(最後の花火は21時越せないのであろう)
この2曲、生で聞けて満足。








ワンヴァースで空気持ってく
剣さんにまた憧れが強まりました。


さて、集客力は十分(今年もチケット即完)にもかかわらず、
今年でスタジアム開催は最後、だとか。
レゲエ祭自体は「一生続ける」by SIMONとのことで
この国のレゲエのかたち、のありようの象徴という意味でも
来年以降の新たな展開を引き続き見届けていきたい、
と思うわけでした。
皆様も一度はぜひ、横浜へ。
そして。
「遊ぶぶん働く」w


THE THREE MUSKETEERS

THE THREE MUSKETEERS



BOB

BOB



Greeting From Half Pint (Bril)

Greeting From Half Pint (Bril)



RENAISSANCE(初回生産限定盤)(DVD付)

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Love-a-Dub Showcase(DVD付)

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Too Experienced: The Best of Barrington Levy

Too Experienced: The Best of Barrington Levy



Don’t Look Back

Don’t Look Back



MIGHTY CROWN -THE FAR EAST RULAZ-presents LIFESTYLE COMPILATION VOL.3

MIGHTY CROWN -THE FAR EAST RULAZ-presents LIFESTYLE COMPILATION VOL.3



横浜レゲエ祭2009のテーマ ~The Celebration~

横浜レゲエ祭2009のテーマ ~The Celebration~

4年ぶり

uizcatchthebeat2009-08-09



に、サマソニ
こんとき以来か。
夏フェスなんざ
そもそも
興味の対象外だったのが
04年に大幅にHip Hop Actが参入したので初参戦、
05年は2日通しで行ったけど
06年からSPRINGROOVE始まって住み分け、
そっちで事足りるから
再び興味の対象外に。
去年のAliciaには迷ったが
いずれ単独来日あるだろーとたかをくくって見逃し失敗。
じゃあ今年のBeyonceは見とかないとだな、と思ったら
早々に単独公演告知
・・クリマンなんなの。


愚痴はともかく。
05年とかは2日間を楽しみつくそう、と欲張って
タイムテーブル睨みつつ
ステージ間を移動しまくったりしたものだが
今年はDance StageとMarine StageだけでOK、
あっさりとした感じ。
グッズとか企業ブースのプロモキットの類が欲しいなら
朝から行かねばだが、別にいいかなあ、と
午後からダラダラと。
3日目の午後ともなると
スタッフの疲れ加減が伝わるのが侘しい。
お祭りなんだから
メシ屋ももうちょい楽しそうに働けば良いのに、とかね。
大きなお世話だが。
グッズのブースの販売員も
こっちが質問しても
もう何もあるわけねーだろヅラで逐一半ギレw
冷やかし半分のこっちもタチが悪いが
何百回も同じこと聞かれたんだろな・・ご苦労様。


さてDance Stageへ。
Solange
ボーズになったこと知らなかったから
あれ?違うアーティスト?とか思った。
ビヨという何をやってもそれが王道化してしまう存在を身近にして
周辺がどうやって個性を保とうとするかは、なかなか難しい。
何をやっても比較されちゃうもんなあ。
早婚やボーズも無意識の抵抗か、と思ってしまう。
音もそう。Kellyも妹もオルタナへ接近せざるを得ないのな、つーか。
ファミリーから距離を置いて
60年代〜80年代の音をコラージュした2nd、

ソランジュ&ザ・ハドリー・ストリート・ドリームス

ソランジュ&ザ・ハドリー・ストリート・ドリームス

俺はそんなに面白くなかったが
評論家筋の評価がそれなりに高かったのも理解は出来る。
ステージはもっとアバンギャルドかと思ったが
意外にクラッシィ。
陳腐だが「きちんとR&B」でした。
数時間後にスタジアムを揺らす姉に比べ
それほど多くない客を相手にする内心はどうなのかな、とか
やっぱり余計なことを心配したけども。


N.A.S.A.がね、
思いのほか良かったんですよ。
Featアーティストが揃わない中
1時間アルバム垂れ流されてもなあ、と思ってたら。
90's Hip Hopへの愛情を基本としながら
オールミクスチャーで突き進むDJ
(MJトリビュートからKurt Cobainまで!)と
毒混じりのVJ。
モカワなクリーチャー着ぐるみと
インチキくさい異星人コス女子によるダンス。
Kanyeと生通信、なんつーお芝居も楽しい。
構成間でブツ切れるヘマはあったが
さほど気にならずともかく一番踊れたアクトだった。
フェス向き。
収穫。
The Spirit Of Apollo(期間生産限定盤)

The Spirit Of Apollo(期間生産限定盤)



それに比べて。
KID SISTERは平凡だったなあ。
そもそもアルバムも延期続きだし
バルティモア系や去年のエレクトロトレンドに注目してるヒトはまだしも
一般的に"Pro Nails"くらいしか知られてない。
Pro Nails

Pro Nails

フロアも人がまばら。
新時代のフィメールMC、パーリーヴァイブスを期待したんだが
男のサイドキックと共に
ごくごく普通のパフォーマンス。
ポストM.I.A.とかね、過大評価もいいとこですよ。


Dance Stageトリは復活我らがRHYMESTER
まあ定番&鉄板だし
ギャラクシー賞トークは一段と冴えてるし
特に書くことないw
ああ、付和雷同(Ride On)とOnce Again、
新曲がリリース前に生で聞けたのは良かった。
Once Againは従来のファンの評判はあんまり、みたいだが
メッセージ系のメルクマルクとなる曲として評価したい。
「今はまだ何もないワカモノも
失ったものがある中年も
ゼロから何度でも再起しようじゃねえの」という気合いは
アラフォーのベテランが歌う
まごうことなきリアル・シット。
BLトラックへの挑戦も
あのもたつき加減がいいんじゃねーか。
ONCE AGAIN(初回生産限定盤)(DVD付)

ONCE AGAIN(初回生産限定盤)(DVD付)



COMA-CHIを迎えてのB-BOY/GIRLイズムは
一度は見ときたかったのでお得感はあった、
けど基本的にCOMA-CHIがそんなに好きじゃない、ので
一回見ればもうおなか一杯。
COMA-CHIてさ、
俺の中で
「90s Hip Hopや日本語ラップを愛しかつ精通してて
韻も固くてフロウもぶれないようなラップが出来る、
宇田川詣でを欠かさないヲタB-BOYと話が合うような」
夢のような理想の女子・・・
それが現実にいたら・・・


大したこと無かった!ていうw
「夢壊し」に最もふさわしいヒト、
て評価なんだが。
アルバム重ねるごとにつまんなくなってく感じ。
期待が上がりすぎたのかねえ。
AIにはもっとラップして欲しくて
COMA-CHIにはもっと歌って欲しい。
あれ、何の話だっけ。


大団円後、アンコール有("けしからん")。
別に腐すわけじゃないが
アンコールが起こったことが一部美談みたいに言われてるが
トリで後がつかえてない状況の中で自然だったと思うよ。
で、ライムスを期待してたコアな数百人が残ってた、てだけで。
楽しかったから別にいいんだけど。




シャトルでスタジアムへ移動、
16時くらいの豪雨も止み
でもグラウンドコンディションは最悪、びっしょびしょ。
水中にいるかのようなムンムンの湿度。
場所を確保して一息、NE-YOの開演に十分間に合った。
今年2回目。
武道館に比べると野外でのスローが
少しだれる感あったのと
歌のニュアンスが伝わりにくいのは残念。
"Closer"とかはいいとして
屋外の大会場向けとは言えない曲も多いしな。
近くに曲をよく知ってて
一挙一動に嬉々として反応してる女の子がいた。
集中力切らしてつまんなそうにしてるのとか
ベラベラしゃべるのとかがいると萎えるけど
ああいう客の存在は有り難い、気分が良かった。


転換中
あれ?地震?とかありつつ
オオトリ、BEYONCE
事前情報どおり、
"I Am..Tour"の短縮版。
以前も書いたように凄すぎて爆笑、なんだが
さらにモンスターアイコン化が進んで
相変わらず客はポカーンと口を開けるか
平伏すしかないステージ。
アルバムは
「世界一の立場のヒトの悩みとか・・・シラネーヨ」と
あんまり評価できなかったが
ステージでalter egoを演じる仕掛けで魅せられると
非常に腑に落ちる感じがして
これは自分でも意外だった。
Bはもはや曲単位で受け取るより
アトラクションのように体感すべき、て感じ。


この日は
ツルツルのステージと湿気のバッドコンディションの中
一部のダンスをカットしたり
キメ!のポーズのときに髪の毛が顔にまとわりついてマヌケなことになったり
天下のビヨ様もなかなか大変そうで
これはこれでレアだったが
秋の単独公演で完全版が見たくなったことも確か。
万人にオススメできる感じなので
このツアーを観に行くか
ロンドン公演がDVDになるらしいからそちらで済ますか、
とまれ各自ご確認の程を。



というわけで
帰りの混んだ京葉線に相変わらずゲンナリさせられながらも
(特急の増発とか出来ないのかなあ)
おおむね満足で帰宅の途に。
サマソニそのものの魅力や興奮、てのはもはや無いが
ラインナップ次第で今後も行ったり行かなかったりはすると思うです。
いろいろあるみたいwだが
まあ頑張れクリマン

外野の責任

uizcatchthebeat2009-07-20



つぶやき垂れ流して発散してると
本更新への
モチヴェーションが
低下しがちではありますが。
6月とかにも
遡って埋めようとは
思ってるです。




関西抗争。














関西事情は全然わからないってのもあるし
両者を元々よく知らない
(MackoはMix Showで知った。
あれ貴重な番組なんで、この件で終わるとか無しでお願いしたい)
ってのもイマイチ興味がわかない理由かな。
そもそも何がテーマなのか。
聞き取れたことからすると、
オーガナイザーとして集客力が優れてるが
先輩に媚び後輩に態度がデカい、
HOST MCとしては知られてるが
フリースタイル含めMCの実力はない、
としてdisりたい、と。
それを敢えて曲として公表するには
もっと個的な事情があるんだろうかな、とかね。


海外を顧みると事情を知らずとも
ビーフの中で生まれる曲は
それ単体の出来、魅力で楽しめることが少なくない。
それがこの4曲には感じられない。


SEEDAとGUINESSはタイミング逃して
第二戦のことを書かなかったけど
あのSEEDAは素晴らしかった。








クラッシックに頼った前者に対し
最新のビートでフロウの巧緻性を見せつけ
改めてこの非凡な才能の引退を惜しむ声が高かったのは周知として。


この一戦でより重要に思われたのは
「Hip Hopにおける強度とは何か」を巡る問題。
Seedaはご存知の通り
旧世代のセルフボーストとは一線を画し
現実のイリィガルな生活を背景にした内容で支持され
新世代のリアリストとしてMSCらと共に語られたところがあった。
そうした「Thugくて」「エモい」ラップの蔓延と陳腐化が進んだところで
本人は距離を取って現在に至る、ですな。


Hip Hopが「お前らよりオレがいかに上か」を
大仰に吠え立てる一面があることは確かで
それはスキルや金やリスナーのプロップスだったりするわけだけど
それを「ワル」という尺度で語るときの矛盾がある。


"Menace II Society"(1993)の時代に既に
Chuck Dは人を殺したことないんだろ?ダッセー!」ていうガキが
登場することからも
「ワル比べ」が現実の犯罪歴の重さと混同されていく様は
昔からあった。
でもそれならもうHip Hopである必要性は無いわけで
大量殺人鬼やドラッグ王がラップすれば
それが一番カッコイイことになる。
そもそもUSのラッパーの比喩は馬鹿馬鹿しいくらい大袈裟で
何かつーと「銃で頭ぶち抜くぞ」とか言うが
実際にそれをやったら捕まりますよ、という虚実皮膜の面白さ。
自浄作用も働きやすくて
「オレはストリート育ち、リアルだからよお」って粋がり過ぎると
過去の経歴を引っ張り出され
「オマエ、こんなに良い子ちゃんだったぢゃん!」と嘲笑される、つーな。


さて、先の一戦の件。
「オマエんち特定してるぞ、オマエの女を犯っちゃうぞ」とか
「シメてやっからイベントに直接来い」とかの言い草に対し
「必死&宣伝乙」と取り合わず
「オレを殺してもお前はオレの音楽には勝てないさ」
(歴史に残るパンチライン!)
と言い放ったSEEDA
自らの音楽的、人間的成長を示すと共に
「リアルHip Hopにおける強度は犯罪歴や暴力ではなく
音楽そのもので測定(ジャッジ)される」という
テーゼを強烈に叩き付けた、
とこに価値があったと思うが如何。




結局日本公開も無ければ
DVDの日本版発売の声もまだ聞こえてこない
"Notorious"ですが。
既に観た身としても、やっぱ字幕版で細かなニュアンスまで知りたいし
評価はそれからかな、と思ってはいるのですが。
パフィと共に「俺たちが世界を変えるんだ」という台詞が
前半では希望に満ち、後半では悲劇的な色合いに変わっていくところ、
Pacとあんなに仲が良かったのに・・・てところ、
あたりはグッと来るが
脳内のリアルBiggieの姿と比べてしまうところ、
非凡な才能の表現の仕方なんかは物足りなく感じてしまう。
ラスト、
(未見の方は以下飛ばし読みを)


Biggieママが
「結局、私の子育てや息子の人生とは何だったのだろう・・」と
空虚感に襲われるところで
実際のブルックリンでのBiggieの葬儀の映像
(周辺を熱狂的なファンが埋め尽くして迎える)
がインサートされ
如何に息子が世の中から愛されていたかを知る、
という描写は
優れたものだと思ったです。




いや、今回ビーフとか書いてるうちに
この映画を思い出したのには理由があって。
途中、東西抗争が激化する様が描かれるんだが
世間は勝手なことを言いまくるわけよ。
お互いに、東は、西は死ね!的なことをさ。
オレも当時はどっちかってば2Pac派だったから
なんとなく西を応援、みたいな言動をしてたと思う。
映画の中ではPac殺し、Biggie殺しの犯人探し描写は無くて
(匂わせはするが)
当事者を越えたところでの
そうした無責任なリスナーの反応が
結果的に有能な二人の若者の命を奪うことに
加担してなかったとは言えないよ?という、描かれ方になってるわけです。


つまり、
ビーフやDisに触れる態度として
我々も襟を正さねばならない、と思ったり。
ジャッジするには
こちらも感度と能力を高めるのを怠るべからず、
と思う次第でありました。

金ロー



予告が変わってたー。でも主題歌ナシはなあ。




ニコで話題になるのも当然、
作品への愛をこういう形で表現できるヒトって
マジで裏山。
万一、元を知らないヒトは
こっちを見てからね。





オチwww
大好きだ。